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【パニッシャー:ウェルカムバック、フランク part1】「俺はいつも自分の選択で引き金を引く」【感想】

現在も刊行中のマーベルグラフィックノベルコレクション。

全100巻予定で、未邦訳の作品が多く含まれている。

私は定期購読で注文しているので、二ヶ月に一度、4冊ほどまとめて届く。

ハードカバーなのでこれがなかなかの厚さである。

これ、全部集まっても陳列出来ないなあ…そんな場所はどこにも…

アメコミも電子書籍で買うべきなのかもしれない。

 

その中の一つ、「パニッシャー:ウェルカムバック、フランク part1」を読んだので、

感想とか印象に残ったことを記す。

 

パニッシャーの邦訳はあまり出ておらず、レア。

今作はドラマ版デアデビル シーズン2の原作になった作品であろうことが伺える。

デアデビルを屋上に鎖で縛りつけるシーンは特に印象的。

ドラマ版

ドラマだとデアデビルは一発だけ込められた弾丸で鎖の弱点を撃ち、脱出することでパニッシャーを止めようとする。

しかし、今回の話ではその弾丸でパニッシャーを撃つことで、パニッシャーを止めようとする。

その葛藤のシーンにて、

デアデビル「どうして、私が撃つか撃たないかをきめなきゃならないんだ」

パニッシャー「俺はいつも自分の選択で引き金を引く」

パニッシャーにピシャリと言われてしまう。

デアデビルは大好きなのだが、このセリフだとなんとも情けなく見えてくる・・・。

ただ、弾は撃てないように細工済のため、普通にパニッシャーに気絶させられて終わる。

デアデビルの表情が非常に狼狽えていて、慌てているように描かれているため、

デアデビルの真似をしてヒーロー活動してる人が、本物のヴィランにやられて泣きそうになってるみたいに見えてくる。(ダークナイト序盤みたいな)

でもこれ、邦訳の仕方とかにもよるのかな…

英語だともうちょっとかっこいいイメージだったりするのかも。

 

話は基本パニッシャーが自分の家族を亡き者にしたマフィア一味をひたすら追う話。

この話の前に、パニッシャーは天国に行っていた模様。

さらっと冒頭で説明されてるけど、??って感じ。

そこから地上に帰って来て、

もう一度活動を開始、という意味での「ウェルカムバック」らしい。

 

ややこしい話だが、天国から地上に戻したのは天使で、

その天使的には「地上は犯罪とか汚いものがいっぱい溢れてるから、苦しめるために戻してやろう」という意図があった模様。

それに対してのパニッシャーの以下のシーンがかっこよかった。

犯罪者をビルから突き落としながら、考えるフランク。

 

そんな世界(悪が蔓延る地上)は俺にとって地獄だと、天使たちは考えた。

しかし彼らは間違っている。

「おかえりなさい」、とニューヨークが言った。

 

映画でも見ているかのように、頭の中で映像として、ナレーション付きで再生される。

今回はPART1なので、途中で終了。

フランクはマフィアとの死闘の末、意識を失い、大ピンチ!!

彼に仲間はいないので助けは期待できないが…?

 

次回を期待。

ちなみに今後のラインナップはこちらのQ19からどうぞ。

マーベル グラフィックノベル・コレクション:よくあるご質問 | アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社

 

海外だとグラフィックノベルコレクションパート2も出ているようなので期待したいところだけど…。

色々考えると無理そうだなあ。

これも後々記事で触れようかな。

 

ただ定期購読特典の生産が追い付かなくなるくらいには売れてるみたいだし、

是非出してほしい。